鍼と外科

■鍼(はり)は外科の道具

 

 

古代の鍼(はり)は、化膿部位の除去や皮膚の切開による処置が本来の方法でした。

 

現代で言う外科手術です。

 

鍼と言っても『刺す』だけでは無く、『切る』『破る』鍼もあります。

 

その外科の過程で、現在の『刺す』に至ります。

 

 

 

現代の外科的医術の原点は古代エジプトに行き着きます。

 

これは、ミイラ作りの技法です。

 

エジプトのような暑い土地で、遺体を腐らせずに保存させる技術はものすごい高度な知識と技術が必要です。

 

現代のように冷凍技術が無い時代のことです。

 

防腐処理を施し、原型を保つミイラ作りを行った医術はすごいです。

 

 

 

散髪(理容)も外科から派生した技術です。

 

髭剃り(刃物)を使い、鋏(はさみ)で毛を切るのは外科の仕事でした。

 

理容院のサインポールの色(赤・青・白)は(動脈・静脈・神経)を顕す色と言われます。

 

 

 

 

 

【虫と医療】

【小虫神社】

 

■京都府与謝郡与謝野町温江(あつえ)

 

 

昔は病気の発生は『腹の虫』が引き起こすと考えられていました。

その虫を退治する為の神様が祀られています。

 

 

『腹の虫』は今でも言葉として残っています。

・腹の虫がおさまらない。

・空腹時の虫抑え

・虫が好かん

 

 

 

 

 


                  

 

【大虫神社】

■京都府与謝郡与謝野町温江(あつえ)

 

小虫神社と大虫神社は丁度、対角に合わせるような地形に祀られています。

どちらが偉いとかではなく、祀られる神様が違うのです。

 

虫にはいくつかの種類があり、体内での棲家も違います。

『鍼聞書』に出てくる虫たちは種類も多く、かわいらしい姿をしています。

 


 

 

【食と医療】

【食と医療】

 

鍼灸を行う中で、『病』を治す方法に『食』が重要だと考えます。

『食』は日々の生活の中での基礎中の基礎。

『医食同源』と言う言葉をお聞きになった方もおられると思いますが、食べ物は薬でもあると言う考え方です。

この基礎の部分は普段は意識しないと思います。

 

 

そんな中、食と歴史を繋げる活動をされている『有限会社まなをかし』さんの活動を知りました。地元の小学校に出向き、食と歴史の講演をされています。

 

『丹波』には古代から薬草や医療の知識が存在していた史跡もあり、食材も豊かな地域です。

『医心方』の貴重な史料と共に、地域の事も広まれば良いですね。

 

 

 

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