2019.08.28 Wednesday
医食同源
■鍼灸と料理
和食の基本は「素材を活かす」事にあると言う。
手を加えすぎず、味を殺さず、今一番良い状態に仕上げる。
素材を引き出す為に求められるもの。それを見極める目が必要。
鍼灸も同じと感じる。
素材(患者)の状態を把握し、今必要なものだけを施す。
多すぎる味付け(施術)は、却って素材(患者)を悪くする。
良くするよりも、悪くしない。事を常に考える。
必要なものだけを加え、不要なものは減らす。
これが出来れば、もっと素材を活かせる。
料理(食)も療理(医)も素材を活かせれば、最高のものに仕上がるはず。
素材(食材)を知らなければ料理(調理)が出来ず、味付け(調味方法)を間違えれば素材は活かされない。
素材(患者)を知らなければ料理(療理)が出来ず、味付け(施術方法)を間違えれば素材は活かされない。
この事を常に頭に置き、活かす療理をしようと思う。
「医食同源」を自分なりに解釈するとこうなる。
人を活かす療理人になりたいと願う。